ひまわり園では昭和40年代より、入所している子どもたちで構成した「芙蓉会フットボールクラブ」を運営しており、地域の大会にも参加しています。その中で育った1人の青年がいます。彼は高校卒業と同時にひまわり園を退所して就職しました。幼い頃からやっていたサッカーをどうしても続けたくて、当時働いていた会社を退職して単身三重県の東海リーグで活動しているチームに入団してサッカーを続けていました。退団後に静岡に戻り、幼い頃からサッカーを教えてくれた元職員が運営している放課後デイサービスで働きながら県リーグのチームで活動すると同時に様々な児童養護施設を訪問してサッカー交流をしています。幼い頃から続けたサッカーを通して多くの仲間と出会い、支えられ、現在は自身が児童養護施設出身であることを公表し生い立ちと向き合いながらも力強く生きています。そんな彼の活動を知った（株）モルテン様と日本サッカー協会様が「組み立て式サッカーボールを1,000人の子どもたちに届ける！」プロジェクトの対象としてひまわり園に声をかけてくださり、11月28日（木）に子どもたちに組み立てサッカーボールを届けてくださいました。子どもたちは自分の力でサッカーボールを組み立て、大喜びでした。
